
今回のお客様のおふとん一式はまさに「billerbeck(ビラベック)」一色!
まずは奥様のまくら。(旦那さまは調整機能付きのパイプまくらでした。)
billerbeck(ビラベック)の「wool ball pillow(ウールボールピロー)」。


中わたにはつぶ綿のウール100%です。
中の量はファスナーを開けて調節できます。
ダウンピローの様にふんわり感もありつつ、少しコシのある感じです。

羽毛ふとんはbillerbeckの羽毛ブランド「Dauny」(スイス製)。
国内メーカーの羽毛ふとんですと中わた量が1.4kgですが、
この羽毛ふとんは0.9kgです。
一見冬場に使うにはもの足りなく感じられる厚みですが、
この羽毛ふとんに採用されている生地が圧倒的に軽い生地(平織り)を使っています。
(※1通常の60サテンと比較すると40%位軽量です。)
中の羽毛の品質が良いという事が大前提ですが、
生地の重量が軽い事で、羽毛本来の「かさ高」を最大限に引き出します。
(※2品質表示の重量はあくまで中わた=ダウン&フェザーのみの重みです。
生地の重みは品質表示には表記されていません。)

そして、真冬にはbillerbeckのウール肌掛けと併用する事で、
保温性、調湿性も申し分なく快適にお使い頂けます。
(※3住環境や体質によって羽毛の量やウール肌掛けの厚みを調整をオススメします。)
今回の2点ですと、
環境や体質によって春・秋にはウール肌掛け、羽毛のどちらか一枚で、
夏はウール一枚、冬は二枚同時でご使用される事をオススメ致します。

続いて敷ふとん。
土台のマット(敷ふとん)は西川のムアツシリーズを。
その上に乗せるパッドはbillerbeckです。
シリーズの中でも一番肉厚な「ボゥルフ」です。
人気の高反発ウレタン商品は体圧分散性、耐久性、メンテナンスの点と、
ほとんどの項目で優れています。
しかし、懸念されるのはムレ感(特に夏場)、吸湿性、吸汗性。
天然繊維と比較すると通気性はやはり良くはありません。
肌に一番近いモノだからこそ、天然繊維を使いたいものです。
ベッドでも敷ふとんでも肌に近いパッドの素材によって寝具環境は大きく変わってしまいます。
そこでオススメになるのがやはりウール。
ウールは繊維の中でも湿度の調整に優れています。
ウレタンに限らず、寝床内環境(ふとんの中の環境)を整えるアイテムとしては
ウールは通年使用する事ができる繊維です。

最後に細かい点にはなりますが、
カバー類です。
羽毛ふとんもそうですが、せっかく軽くて温かい羽毛ふとんなのに、
カバーの品質によってその使用感は大きく変わります。
フィット感、重量、通気性。
上記の点を、おふとんの素材によって変えて頂くとより一層快適にお使い頂けます。
例えば今回のウール製品。
やはり湿気を吸って発散する事が目的になるので、カバーも通気性を重視した
ガーゼのカバーがオススメになります。
(商品自体の側生地も綿ニットを採用しています。)
追記になりますが、
夏場は麻のカバーなんかに変えていただくと本当に気持ちよくお休みいただけます。
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